境界標には、いろいろな形があります。頭を十字に切った四角いコンクリート杭の境界標が多いですが、境界石というただの自然石のこともあります。どんなものでもいいのですけど、埋まっていて見つかりにくいものが多いのが難点。土盛りしたときに埋まったりして、そのまま放っておかれることが多いからです。はっきりしなければ、土を掘って探してみましょう。境界に塀や垣根がある場合、境界標はその下にあることも珍しくありません。
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隣家が住む前からある塀には注意してください。また、見つかった境界標は絶対に動かさないように。隣家の立会いのもとでも、動かしてはいけません。境界標には、当事者の知らない事実が残されていることもあります。場合によると、動かす行為そのものが犯罪になることさえあるんです。書類が何もなく、境界標も見つからないこともあるでしょう。そのときは土地家屋調査士などの専門家に依頼し、隣家とよく話し合って確定してください。もし手がかりになるものがなにもなければ、現在その土地がどう使われているか、つまり「現況」が最優先されます。その場合は、家の壁、屋根の出方、雨だれの落ち方などが参考になります。少なくとも屋根のある範囲はその家の土地です。雨だれはよその家に落とさないという認識があるからです。いずれにしても、境界線の問題をきちんと解決しておかないと、ずいぶんあとになってからトラブルが起きることもあります。土地購入の際には、どこまでが自分の買う土地なのかはっきりさせることは基本中の基本。