パッシブ・デザインの見本

2011.11.12

生活空間は鉄骨フレーム造で、夏の夜間換気と春夏の通風、冬の日射(ダイレクトゲイン)を最大限に採り入れるように、東西に細長い長方形になっている。屋根、壁、床を断熱材で包み込み、外壁は通気層の外側にガルバリウム鋼板波板と杉板の外装、屋根は断熱材の上に通気層を確保し、その上にガルバリウム鋼板折板をのせている。南北に深い庇は、風雨を防ぐと同時に、夏期の直射光を遮り、冬期の日射を採り入れる。南に広がる栗林は、夏の照り返しを防ぐ。

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床には床暖房が組み込まれ、石張りの床はダイレクトゲインを利用する蓄熱床となる。側壁や間仕切りの化粧ブロック壁も蓄熱壁であり、同時に夏の夜間の冷気を蓄える蓄冷体でもある。温暖な気候風土を最大限に採り入れ快適な住環境を生み出した、パッシブ・デザインの見本となる住宅だといえよう。